快適なオフィス環境づくり
2018/01/15
近年、職場で働く環境「オフィス環境」が見直されています。
従業員が快適に働ける環境づくりに力を入れることにより、モチベーションアップ、生産性向上、イノベーションを起こすことが期待されます。
またワークライフバランスや健康経営をおこなっていく狙いもあるからでしょう。
オフィス環境づくりの一つとして「レイアウト」があります。
レイアウトには、大きく分類すると「オープンプラン」と「クローズドプラン」があります。
●オープンプラン…大部屋を壁などで仕切らずにデスクを配置するタイプ
床面積を効率よく使え、レイアウト変更にフレキシブルに対応することが可能です。
●クローズドプラン…壁によって仕切られた個室や少人数用個室を用意するタイプ
プライバシーを確保でき、機密性の高い話もできます。
しかしオープンプランとクローズドプランには以下のようなデメリットもあります。
●オープンプラン
音のプライバシーが保つことが難しい。
ある研究データでは50~60%の従業員が不満を感じることも分かっています。
込み入った話も場合は、別の場所を確保することも必要でしょう。
●クローズドプラン
部屋が仕切ることにより、縄張り意識が高くなる
他部門との交流が減る傾向になりがちです。
あなたの部門で全く他部門と交流しない人はいませんか?
このように「オープンプラン」と「クローズドプラン」のどちらが良い悪いかでものさしをはかることはできません。
大切なことは、目的や用途に応じてレイアウトを組むこと。
それが快適なオフィス環境づくりにつながります。
その際に、「多様性」、「柔軟性」、「統合性」の視点で考えていくと良いでしょう。
その一例としてMicrosoft社のレイアウトが参考になります。
Microsoft社では、席を固定しないフリーアドレスを導入や一方で集中ルームや複数のタイプの会議室、ミーティングルーム、カフェなどで利用できるリフレッシュスペースを設けて多様な空間を用意しています。
フリーアドレスだけではなく、ハブルームといわれる部門単位の部屋も用意し自由にアレンジできるようにしています。
また、ICTを最大限に利用したコミュニケーション手段も確率されています。
オフィス環境づくりは従業員のエンゲージメントを高めるうえでも大切になります。
最近では職場見学をおこなっている企業も多いので、他者事例を得ることも容易です。
ご自身で体感してみることも一つでしょう。