適度なストレスがパフォーマンス発揮に効果的である
2018/01/16
納期直前になり急にやる気になって仕上げる、今日は定時で帰ると決めた日は集中力がスーパーマン状態になりサクサクと仕事が進む、試験直前になると集中力が普段よりも増して学習が進む等。
みなさんはこのようなご経験はありませんか。
これは適度なストレスを感じることでパフォーマンスを発揮したり、学習が進んでいる状態であるからです。
ロバート・ヤーキーズ博士とJ.D.ドットソン博士の実験研究である「ヤーキーズドットソン曲線」というものについてご紹介します。
この実験研究による曲線からは以下のことが分かります。
・ストレスレベルが低すぎるとパフォーマンスは低下する。
・ストレスレベルが適度のストレスレベルを越えてしまうとパフォーマンスは低下する。
・ストレスレベルが適度にあると良いパフォーマンスを発揮できる。
つまり、パフォーマンスの発揮や学習が進む活動に入るには、適度のストレスレベルの状態が良いということです。
では、この適度のストレスレベルに入るにはどのようにしたら良いでしょうか。
ストレスレベルが低い場合は、動機づけをおこなうことです。
例えば、興味の湧かない仕事に対して自分へのご褒美を設定する、自分のモチベーションを上げるきっかけづくりをおこなう等です。
ストレスレベルが高い場合は、リラクゼーションをおこなうことです。
例えば、運動やウォーキング、深呼吸やマインドフルネス瞑想です。
ストレスは個人によって感じ方も違うしストレスレベルも様々です。
ご自身に合ったストレス対処法を見つけてストレスマネジメントをおこなってください。