熱中症予防対策:WBGT値を計測し把握しましょう
2022/08/09
8月に入り、まだまだ暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?
労働災害における熱中症は毎年7月、8月に多数発生しています。
今回は、「WBGT値を把握する」ということをテーマに解説してまいります。
WBGT値とは
WBGT値という言葉をご存じでしょうか?
WBGT値とは、Wet Bulb Globe Temperature(湿球黒球温度)の略称で、湿度・輻射熱・気温から算出される暑さの指数。3種類の測定値(湿球温度、黒球温度、乾球温度)を基に算出される暑さ指数のことを指します。
わたしたちは毎日天気予報で気温を把握するように夏の暑い時期において、WBGT値という暑さ指数を把握することが大切です。
まずは、どれくらい暑いのか知るには数値として知ることから始めることが大切です。
WBGT値は28°を超えると厳重警戒領域となり、熱中症リスクが高いと判断します。
WBGT値の把握の仕方にはいろいろな方法があります。
WBGT値の把握:専用の機械で計測する
WBGT値の計測においては、熱中症指標計があります。
この機械を使用することによってみなさんの職場におけるWBGT値を正確に計測することが可能です。
ただ、1つ気を付けないといけないことは、作業復党熱のこもるものを着用される場合は、計測した数値に補正値を足して算出することが必要です。
1か所だけでなく、様々な場所を計測し、職場のWBGT値を正しく把握しましょう。
WBGT値の把握:環境省サイトから把握する
資料出所:環境省
WBGT値の把握として環境省のサイトから把握することができます。
このWBGT値は都市部での定点観測のため、みなさんの職場のWBGT値を指しているものではないので、実際は職場において専用の機械を用いて計測することをおすすめいたします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
かなり暑い、暑い、そんなに熱くないは個人の主観のため、客観的に把握するには専用の機械を使用し計測していくことが大切です。
そしてWBGT値が28°を超える場合は、熱中症予防対策を入念に実施していくことが大切です。
天気予報を見るのと同じように暑さ予報にも注意し、対策をとっていきましょう。