新型コロナウイルス感染の国内状況と現況の考え方
厚生労働省では、新型コロナウイルス感染の国内状況と現況の考え方について令和2年2月27日12時時点で以下のとおり発表しています。
【新型コロナウイルス感染の国内状況】
・患者:167例
・無症状病原体保有者:19例
【内訳】
・患者167例(国内事例156例、チャーター便帰国者事例11例)
・無症状病原体保有者19例(国内事例15例、チャーター便帰国者事例4例)
※うち日本国籍146名、調査中24名である。
【新型コロナウイルス感染の現在の状況と考え方】
現在の状況と考え方について以下のとおり公表しています。
・新型コロナウイルス感染症については、これまで水際での対策を講じいるが、国内の複数地域で感染経路が明らかではない患者が散発的に発生している。
・一部地域には小規模の患者クラスター(集団)が把握されている状態になっているが、現時点ではまだ大規模な感染拡大が認められている地域があるわけではない。
・感染の流行を早期に終息させるためには、クラスター(集団)が次のクラスター(集団)を生み出すことを防止することが極めて重要である。
・こうした感染拡大防止策により、患者の増加のスピードを可能な限り抑制することは、今後の国内での流行を抑える上で、重要な意味を持つ。
・この時期は、今後、国内で患者数が大幅に増えた時に備え、重症者対策を中心とした医療提供体制などの必要な体制を整える準備期間にも当たる。
・新型コロナウイルスをめぐる現在の状況を的確に把握し、国や地方自治体、医療関係者、事業者、そして国民の皆さまと一丸となって、新型コロナウイルス感染症対策を更に進めていく必要がある。
まさに今が、今後の国内での健康被害を最小限に抑える上で、極めて重要な時期である。
・国民の皆さまには、新型コロナウイルス感染症の特徴を踏まえ、感染の不安から適切な相談をせずに医療機関を受診することや感染しやすい環境に行くことを避けていただくようお願いする。
・手洗い、咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)などを徹底し、風邪症状があれば、外出を控えていただき、やむを得ず、外出される場合にはマスクを着用していただくよう、お願いする。