わたしたちは自分色の眼鏡をかけて物事をみている
2018/01/14
「上司に挨拶したけど無視されたから自分を嫌っているに違いない」、「同僚がわたしの良からぬ噂をしているに違いない」、「自分は職場で全く役に立っていない」等考えることはありませんか?
この考え方は誰しもあるもので、ただ考えがいきすぎると偏った考え方となってしまいます。
これを「認知バイアス」といいます。
認知とは捉え方、バイアスとは偏りという意味です。
認知バイアスが起きる原因は、遺伝もありますが、過去の経験や体験等から形成されていることが分かっています。
わたしたちは、自分色の眼鏡を持っていて、この自分色の眼鏡には、青、赤、黄、緑等レンズに色がついています。
自分色の眼鏡を通して出来事を見るため、人によって見え方が異なってきます。
同じ出来事でも嬉しく感じたり、怒ったり、悲しんだり、疑問に思ったりと人によって捉え方は違ってきます。
過度に捉え方を歪曲していくと認知バイアスにつながります。
ドラえもんの道具に「いろいろメガネ」というものがあります。
黄色のふちのメガネで、メガネのつるに喜怒哀楽の4つのボタン(赤色…怒り、黄色…楽しみ、緑色…喜び、青色…哀しみ)がついています。
いずれかのボタンを押すとレンズを通して見た世界がボタンに応じて変化し相手がしゃべる内容も違って聞こえるようになります。
例えば、赤色のボタンを押すとレンズが赤くなって相手のしゃべる内容が自分を挑発しているように聴こえる結果、攻撃的になるという具合です。
この「認知バイアス」を直す方法として様々なやり方があります。
認知の歪みを直す方法については、また別の機会にご紹介しますので、楽しみにしていてください。