平成 29 年における労働災害発生状況(11 月末速報)
2018/01/07
厚生労働省より、平成 29 年における労働災害発生状況について 発表されました。
平成 29 年 12 月 18 日現在において以下統計になります(11 月末速報値)。
● 概況
死傷者数 97,571 人 (前年同期比 +1,608 人、1.7%増加)
死亡者数 785 人 ( 同 +23 人、3.0%増加)
● 死傷災害の発生状況
(1)業種別発生状況
製造業 22,016 人 (前年同期比 +78 人、0.4%増加)
建設業 12,434 人 ( 同 △102 人、0.8%減少)
陸上貨物運送事業 12,106 人 ( 同 +539 人、4.7%増加)
第三次産業 44,559 人 ( 同 +1,320 人、3.1%増加)
(2)事故の型別発生状況
転倒 22,509 人 (前年同期比 +503 人、2.3%増加)
※引き続き「STOP!転倒災害プロジェクト」実施中
墜落・転落 16,558 人 ( 同 +145 人、0.9%増加)
動作の反動・無理な動作
12,711 人 ( 同 +941 人、8.0%増加)
※以下、「はさまれ・巻き込まれ」、「切れ・こすれ」、「交通事故(道路)」の順
● 死亡災害の発生状況
(1)業種別発生状況
製造業 137 人 (前年同期比 △7 人、4.9%減少)
建設業 265 人 ( 同 +13 人、5.2%増加)
陸上貨物運送事業 91 人 ( 同 +17 人、23.0%増加)
(2)事故の型別発生状況
墜落・転落 216 人 (前年同期比 +13 人、6.4%増加)
交通事故(道路) 160 人 ( 同 △19 人、10.6%減少)
※平成 27 年 5 月からすべての業種を対象とした交通労働災害防止対策を実施中
はさまれ・巻き込まれ 124 人 ( 同 +11 人、9.7%増加)
※以下、「激突され」、「崩壊・倒壊」、「おぼれ」の順
労災発生状況を見ると、前年比から全般的に増加しています。
また、陸上貨物運送業、社会福祉施設、小売業の休業4日以上の業務災害が目立っています。
事故の型別状況を見ると以下が目立っています。
●死亡災害
転倒、墜落・短絡、動作の反動・無理な動作
●休業4日以上の業務災害
墜落・転落、交通事故、はさまれ・巻き込まれ