職長教育:指導・教育の進め方
2024/12/25
事業者は、新たに職務につくこととなった職長その他の作業中の労働者を直接指導又は監督する者に労働安全衛生法第60条で定められている「職長教育」を実施することが義務づけられています。
今回は、職長教育で大切な内容についてシリーズでご紹介してまいります。
Contents
指導・教育の目的と意義
職長とは、現場のキーパーソン的存在であり、主な役割の3つの一つに「部下の育成」があります。
職長は、部下の働きを通じて仕事の成果を上げる、つまり結果を出すという責務も担っています。
教育をおこなうということは、部下を育てることです。
作業者の不安全行動を分析すると知らなかった、できなかった、やらなかったという「知識不足」、「技能不足」、「態度不足」という3つの要因が明らかとなっています。これらの要因をなくすために、職長は「知識教育」、「技能教育」、「態度教育」をおこなうことが大切です。
知識教育・技能教育・態度教育とは
「知識教育」は、扱う機械、設備の構造、機能、性能、原材料の危険性および有害性、災害発生の原理、法規、規程、基準、作業に必要な心身機能を教えていくことです。
「技能教育」は、作業手順、作業指導、作業の基礎となる技能、技術、点検の仕方、応用技術の習得を教えていくことです。
「態度教育」とは、安全衛生に対する心構え、身構え、責任感、職場規律、安全規律、動機づけ(モチベーション)、作業方法の改善を教えていくことです。
効果的な指導・教育
職長は、効果的な指導・教育おこなうには手順があります。
まず、計画段階で教育の必要点の把握、作業に必要な標準能力と作業者の実際能力の差、教育の目的・目標の設定、指導教育の事前準備をおこないます。
次に指導教育の実施として教育の4段階法と指導教育の8原則を活用して効果的に教育をおこないます。
さいごに指導教育効果の確認(評価)および継続として、アンケートやインタビュー、面談等を通じて確認し、必要に応じてつい指導をおこないます。
教育における4段階法
効果的な指導・教育をおこなうシナリオとして、4段階があります。
教育における4段階法は山本五十六の有名な名言である「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」から生まれたといわれています。「やってみせ」…見本、お手本を見せる、「言って聞かせて」はWhat(何を)ではなくWhy(なぜ)を伝える、「させてみて」は小さな成功体験を積ませる仕掛けをつくる、「ほめてやらねば人は動かじ」はポジティブフィードバックをおこなうということで、人の成長を高めていきます。
つまり、動機づけをおこない、教育の内容を理解させるためにお手本を見せる、そして教育内容の理解として実践させる。理解の確認をおこなうということです。
指導・教育における8原則
職長は、OJT(On The Job Traing)を実施するうえで、「指導・教育おける8原則」のもとにおこなうと教育効果を高めることが期待できます。
「指導・教育おける8原則」とは、「相手の立場に立って」、「やさしいことから難しいことへ」、「動機づけを大切に」、「一時に一事を」、「反復して」、「身近な事例で強い印象を与えるように」、「急所の理由を言って」、「体感させ五感を働かせる」です。
相手の立場に立って
教育の目的は相手を育てることで、一人ひとりに応じてレベルに合った教育内容や教育手法で進めていきます。
やさしいことから難しいことへ
レベルを徐々に上げながら小さな成功体験をたくさん積ませて自信をつけさせていきます。
動機づけを大切に
自分から学びたい気持ちにさせるこような仕掛けをおこなう、本人にとってのメリットを伝えながらモチベーションを高めていきます。
一時に一事を
一度に多くのことは覚えられないため、情報量を調整する、ポイントとンる部分を強調しながら意識づけていくことです。
反復して
理解するまで繰り返し伝える、同じ内容でも手を変え品を変え様々な角度から伝えていく工夫をおこなうことです。
身近な事例で強い印象を与えるように
自職場のヒヤリハット事例や事故、災害事例などを交えながら本人に強い印象を与えていくことです。
急所の理由を言って
ムダ・ムラ・ムリの対義語である能率・品質・安全衛生の急所を理解すれば忘れにくくなります。
体感させ五感を働かせる
聞くだけではなく実際にやってみることにより知識が確かな理解になります。
労働安全衛生法に基づく職長・特別教育等の出張講習のご案内
株式会社きらめき労働オフィスでは、職長・安全衛生責任者教育、特別教育、安全衛生教育など出張型専門の教育を実施いたします。
出張型教育専門型ですので、従業員のみなさまの出張費のコスト削減、移動時間の削減、まとまった人数によるコスト削減を実現することに貢献させていただきます。
出張教育の対応エリアは全国対応可能です。
出張講習のメニューについてはこちらをクリックいただきご覧ください。
株式会社きらめき労働オフィスの出張教育の特徴
コスト削減ができる
出張教育のため、従業員のみなさまの講習会に行く出張費のコスト削減ができます。
移動時間の削減ができる
出張教育のため、従業員のみなさまの講習会に行く移動時間の時間削減ができます。
安心した環境で受講できる
出張教育のため、お客様の事業所または営業所内でリラックスしてご受講いただけます。
柔軟なスケジュール調整が可能
大手教育機関では日程の調整がつかない、人数が多すぎて受講できないといった問題を解決し、柔軟な日程・カリキュラムを組ませていただきます。
早朝・夜間・休日も対応
時間の都合がつかないという問題に対して、御社のご都合に沿った柔軟なスケジュール(早朝開催、夜間開催、土日開催等)を組ませていただきます。
プロのトレーナーが教育を実施
国の安全衛生機関である中央労働災害防止協会または建設業労働災害防止協会が認定しているインストラクター資格者が教育実施。弊社水準の研修のトレーニングを受けたプロの講師が登壇するため、分かりやすく教育を実施いたします。
労働問題のアドバイスももらえる
各専門分野のプロの集団が在籍し、労働災害防止、メンタルヘルス・ハラスメント対策など職場の安全衛生管理について深いアドバイスをさせていただくことも可能です。
出張教育教育の対応地域
出張教育の対応地域は、全国対応可能です。
関西(大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、三重、和歌山)、関東(東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、群馬、茨城)、中部(愛知、静岡、石川、富山、新潟、福井、岐阜、長野、山梨)、中国(岡山、広島、鳥取、島根、山口)、四国(徳島、香川、愛媛、高知)を中心に多くの企業様からご依頼いただいております。関西・関東・中部・中国・四国以外にも、九州(福岡、大分、鹿児島、長崎、佐賀、宮崎、熊本)、沖縄、北海道、東北(宮城、山梨、岩手、山形、秋田、青森)の企業様からもご依頼をいただいておりますのでお気軽にご相談ください。
労働安全衛生法に基づく職長・特別教育等のオンライン講習のご案内
株式会社きらめき労働オフィスでは、職長・安全衛生責任者教育、特別教育等のオンライン教育を実施いたします。
オンライン教育のため、従業員のみなさまの移動時間の削減、出張費のコスト削減、まとまった人数によるコスト削減、集中できる環境下での受講を実現することに貢献させていただきます。
オンライン教育のため、対応エリアは全国対応可能です。
インターネット環境が整っていましたらどこからでも教育を受講することが可能です。
オンライン教育のメニューについてはこちらをクリックいただきご覧ください。
株式会社きらめき労働オフィスのオンライン教育の特徴
多拠点から参加可能
インターネット回線接続を通じて、御社の複数の事業所や営業所から多地点接続して講習に参加することが実現できます。
コスト削減ができる
オンライン教育のため、講師の出張費用、従業員のみなさまの講習会に行く出張費のコスト削減ができます。
移動時間の削減ができる
オンライン教育のため、従業員のみなさまの講習会に行く移動時間の時間削減ができます。
安心した環境で受講できる
オンライン教育のため、お客様の事業所または営業所内でリラックスしてご受講いただけます。
柔軟なスケジュール調整が可能
大手教育機関では日程の調整がつかない、人数が多すぎて受講できないといった問題を解決し、柔軟な日程・カリキュラムを組ませていただきます。
早朝・夜間・休日も対応
時間の都合がつかないという問題に対して、御社のご都合に沿った柔軟なスケジュール(早朝開催、夜間開催、土日開催等)を組ませていただきます。
プロのトレーナーが教育を実施
国の安全衛生機関である中央労働災害防止協会または建設業労働災害防止協会が認定しているインストラクター資格者が教育実施。弊社水準の研修のトレーニングを受けたプロの講師が登壇するため、分かりやすく教育を実施いたします。
労働問題のアドバイスももらえる
各専門分野のプロの集団が在籍し、労働災害防止、メンタルヘルス・ハラスメント対策など職場の安全衛生管理について深いアドバイスをさせていただくことも可能です。
オンライン教育の対応地域
対応地域はオンライン教育のため、全国対応可能です。
関西(大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、三重、和歌山)、関東(東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、群馬、茨城)、中部(愛知、静岡、石川、富山、新潟、福井、岐阜、長野、山梨)、中国(岡山、広島、鳥取、島根、山口)、四国(徳島、香川、愛媛、高知)を中心に多くの企業様からご依頼いただいております。関西・関東・中部・中国・四国以外にも、九州(福岡、大分、鹿児島、長崎、佐賀、宮崎、熊本)、沖縄、北海道、東北(宮城、山梨、岩手、山形、秋田、青森)の企業様からもご依頼をいただいておりますのでお気軽にご相談ください。
まずはHPのお問合せフォームからご相談ください。